80年ぶりの名跡復活 文楽の竹本津駒太夫さん「六代目竹本錣太夫」襲名へ意気込み
80年ぶりの名跡復活 竹本津駒太夫さん「六代目竹本錣太夫」襲名へ意気込み
来年1月に六代目竹本錣太夫(たけもとしころだゆう)を襲名する文楽太夫の竹本津駒太夫(たけもとつこまだゆう)さんが31日午後、国立文楽劇場(大阪市中央区)で会見を開き、来年2月に東京・国立劇場で行われる襲名披露公演への意気込みなどを語った。 【会見映像】竹本津駒太夫さん「六代目竹本錣太夫」襲名へ会見で意気込み 報道陣の質疑応答など
竹本錣太夫の名跡は80年ぶりの復活
津駒太夫さんは1949年広島県出身で1969年に四代目竹本津太夫さんに入門。70年に朝日座「妹背山婦女庭訓・道行恋苧環」で初舞台を踏み、1989年に五代豊竹呂太夫の門下となった。会見によると、竹本錣太夫の名跡は80年ぶりの復活になるという。
師匠の33回忌「これを逃すとチャンスはない」
津駒太夫さんは会見で、襲名の経緯が師匠である四代竹本津太夫さんの33回忌にあたり「これを逃すとチャンスはないだろうなと思い、思い切って竹本錣太夫の名前を頂戴することになりました」と話した。 また「これからもっとこの名前を大きく立派なものにして、将来にもつながるよう後に残したい」と続けた。