公開練習で朝倉兄弟によるマススパーリングが実現、集まったファンを喜ばせた

　2024年7月28日(日)さいたまスーパーアリーナ『Yogibo presents 超RIZIN.3』の公開練習が、13日（土）都内にて行われた。 【写真】海に「もっと来いよ」と手招きする未来 　トリを飾ったのは、メインイベントで平本蓮（剛毅會）と対戦する朝倉未来（ジャパントップチーム）。スパーリングパートナーとして弟の朝倉海を引き連れて現れるサプライズに、集まったファンから歓声が沸き起こった。 　朝倉兄弟はスピード感のある動き回る攻防を見せ、未来は打撃からのタックル、グランド、タックルからのリフトアップなどの動きを見せて好調ぶりを示した。 　未来は「今でも戦えるくらい仕上がっているので、皆さんにいい試合を見せられると思っています」と、すでに仕上がっていると笑顔。海とのスパーリングは「普段スパーはあまりやっていないです。階級が違うから」とファンサービスだったようだ。 　JTTになって環境が変わり、一番伸びた部分は何かと聞かれると「レスリングですね、一番は。今までもレスリングはやっていたけれど　ドリルをやっていなあったのでそれが変わったかな」と、レスリングが強くなったとする。 　YouTubeで公開した那須川天心とのスパーリングで得たものや、那須川からのアドバイスはあったのかと聞かれると「スピードが速いから天心のスピードに慣れようと思って。アドバイスはそんなにもらってないですね」と、スピードに慣れるためだったと明かす。 　対戦相手の平本が公開練習に姿を現わさなかったことには「アイツ、盛り上げるのが専売特許のくせに、こういうとこに来ないのはどういうつもりなんだと思っています」と苦笑。 　満遍なく技をマススパーで見せたが、現段階ではどんな展開を狙っているのかと聞かれると「寝技でも痛めつけるけれど打撃のKOも普通に狙っていますし、タックルありきの打撃になると俺の方が強いと思っているので全部で戦おうと思っています」とする。 　もし打撃の展開になった場合、何がキーポイントとなるか。その質問には「ノーモーションで速いから、1Rだけ気を付けたら大丈夫かなって(笑)。正直。パンチ力もないし」と、1Rのスピードには気を付けるという。 　ならば1Rで仕留めるつもりはないのか。その問いに朝倉は「いや、1Rで仕留めるつもりもありますけれど、彼ももし急成長していて逃げられるようなことがあったら、2Rに行くことも想定はしています。でも普通に1Rで終わると思いますけどね」と、1Rでの決着を予告。 　また、強化したレスリングで平本をドミネートすることは考えているかと問われると「今みたいに打撃とタックルを織り交ぜて、タックルと見せかけての打撃もあるし、リフトして思い切り頭から叩き落としてやろうと思っています」と、危険な技も狙っていることを予告した。 　そして「圧倒的にボコボコにします。平本との試合というよりは、朝倉未来の復活という名目で見てもらえればいいかなと思います。本当に自信しかなので、今までで一番強い姿を皆さんに届けたいと思うので当日は楽しんでください」とファンへメッセージを送った。