交通事故遺児がサッカー観戦 警視庁が招待、国立競技場
交通事故で家族を亡くした子どもや保護者が2日、東京・国立競技場でサッカーJリーグのYBCルヴァン・カップ決勝、名古屋グランパス―アルビレックス新潟戦を観戦した。警視庁犯罪被害者支援室などが2015年から毎年、遺族をスポーツ観戦やコンサートに招待している。 7家族計約20人が参加。試合に先立ちピッチを見学し、芝を手で触ったりベンチに座ったりした。その後は客席でPK戦までもつれた熱戦を楽しんだ。 参加した佐藤清志さん(60)は03年に長女=当時(6)=を交通事故で亡くした。共にサッカー好きの長男(23)と観戦し「素晴らしい時間だった」と語った。