ファストリ、初任給33万円に 「世界水準の人材確保」
衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは8日、国内グループ従業員の新入社員の初任給を30万円から33万円に引き上げると発表した。入社1~2年目で就任する新人店長は、月収39万円を41万円に増やす。新たな給与体系として3月に改定する。「世界水準で仕事をする人材を確保するため」としている。 【写真】「ユニクロ1強」脅かすか ファミリーマートなどが日常“おしゃれ”着
合わせて、国内の正社員約1万4千人についても見直す。一律の引き上げではなく、ファストリは能力評価や役職に基づく「グレード」で報酬が決まる仕組みで、今回の改定により最大で約11%年収が上がるという。パートやアルバイトの時給も昨年見直しており、国内人件費を7%程度増やす。