“奇跡の67歳”の「老けないおうち美容」、おば見えと若見えの分かれ道は“髪の清潔感”だった
頬のツヤアップでマイナス10歳肌
肌のツヤ感をアップするには、毎日のスキンケアの見直しが必要。 「雑誌で取材した美肌女性のみなさんに共通していたのは、化粧水の量が多かったこと。高い商品をケチケチ使うより、安くてもたっぷり使ったほうが、肌質がやわらかくなります」 乾燥が気になる場合は、朝晩に、2度づけ3度づけがおすすめ。化粧水を肌になじませたら少し時間をおき、さらに重ねづけしていくことで潤うという。 「そのような時間がとれない場合は、フェイスシートがおすすめ。貼る時間は5分ほどでいいので、習慣にするとしぼんだ肌がよみがえってきます」 また、化粧水や乳液のつけ方にもコツがある。 「ズバリ、中高年女性におすすめなのは『だらっとケア』です。ソファやイスの背もたれに身体を傾け、あごを上げた状態で化粧水や乳液を下から上に持ち上げるように肌になじませます。 肌はうつむいたり下向きに力を加えるとたるむので、うつむいてパパッと化粧水をつけている方は、ぜひこの方法を試してください」 お風呂上がりにテレビなどを見ながら、リラックスして行うのがおすすめだそう。 「サロンでエステティシャンにお手入れをしてもらっているイメージで、焦らずゆっくりと時間をかけてやってみてください」
メイクは不幸顔から幸福顔を意識して
メイクは前述したとおり、丸みを帯びたふっくらとした幸福顔に近づけよう。 「ぼやけてきたパーツを補いたくなって、つい濃い色のアイシャドウを使ったり、ファンデーションを厚塗りしたくなる気持ちはわかります。そこをグッと抑えて、やわらかい色を使い、薄塗りを心がけましょう。 例えば、アイライナーは黒から茶色にして、目が丸くなるよう中央を盛り上げて描く。眉も、キリッとした眉を描くのではなく、なぞる程度でOK」 手軽に印象を変えたいときは、口紅のカラーの見直しを。 「若いころには似合わなかった思いがけない色が、年を重ねたことにより、しっくりくることがあります。いまでは、ドラッグストアでも安くていいコスメがたくさんあるので、買い物ついでにいろいろ見て回るのもおすすめ。 また、最近では百貨店のコスメコーナーも敷居が低くなっているので、購入せずともサンプルをもらう気持ちで、一度プロの方にアドバイスいただくのもよいかと思います」