東京GB－名古屋で深津3兄弟そろい踏み「感慨深い」 バレーSVリーグ
12日に東京体育館で行われたバレーボールの新リーグ「大同生命SVリーグ」男子の初戦、東京GB－名古屋で、バレー一家として知られる深津3兄弟がコート上にそろった。パリ五輪日本代表セッターの長兄、旭弘は東京GBに所属。次兄の貴之さんがコーチを務める名古屋に今季から末弟の元日本代表セッター、英臣が加入したことで、リーグ初戦での「そろい踏み」が実現した。 【写真】スモークの中、コートに入場する東京GBの深津旭弘 英臣は昨季までパナソニック（現大阪B）に在籍していたため、兄弟対決はあっても3兄弟全員が同じコートに集う機会はなかった。「長兄との対戦は慣れていて、別に何とも思わないが、3人は初めて。感慨深い気持ちがあった」と話した。 ウオーミングアップ中には旭弘とネットを挟んで会話する姿があり、まずは「この体育館、すごいな」とピンク色に装飾され、大観衆で埋まった会場の感想を伝えたという。もう一つは「誰が出るの？」という質問。名古屋の事前分析では、東京GBの先発メンバーが読み切れなかったといい、長兄の返事は「秘密だよ」だったそうだ。 試合は英臣と貴之さんの名古屋が3－1で旭弘の東京GBを下した。「3人がそろうのはすごく幸せなこと。今日は楽しみに体育館に来た」という旭弘は「明日また戦えるので、やり返したい」と13日の再戦での雪辱に燃えていた。（奥村信哉）
