河村勇輝が2得点8アシストで逆転勝利に貢献…プレシーズン3戦目は司令塔として存在感
10月13日(現地1時間10月12日)、メンフィス・グリズリーズとエグジビット10契約を結んだ河村勇輝が、敵地ユナイテッド・センターで行われたシカゴ・ブルズとのNBAプレシーズンゲームに途中出場。夢のNBA入りへ向けてアピールした。 【動画】河村がアシスト連発…ブルズ戦の試合ハイライト映像 過去2戦は試合終盤の第4クォーター途中からの出場だったが、この日は10-17で迎えた第1クォーター残り5分30秒から、先発出場していたスコッティ・ピッペンJr.に代わってコートイン。主戦ガードのジャ・モラントらが負傷離脱している状況ではあるが、早々にプレータイムを与えられアピールチャンスを得た。 ハイペースな展開のなか司令塔として存在感を示したい河村は、同残り2分55秒に放ったディープスリーがエアボールとなるなど得点こそ不発だったものの、同1分35秒に左コーナーからドライブで切り込みジェイレン・ウェルズにあわせて初アシストを記録すると、残り1分をきってからは鋭いターンからペイント内のザック・イディーへノールックアシストを決めた。 第2クォーターも15点ビハインドの残り5分53秒で、ピッペンJr.と交代でコートイン。出場から約1分半で味方の3ポイントへつなげ2アシストを記録すると、体を張ったディフェンスでオフェンスファウルを誘うなど、攻守に奮闘する姿を見せ、前半終了時点で、11分23秒出場0得点4アシスト2ファウル。出場中の得失点を表すプラスマイナスはチーム最高の+9を記録した。 ハーフタイム明けの第3クォーターも、残り4分2秒にピッペンJr.と入れ替わる形でコートへ入ると、またしてもインサイドでの合わせに続きキックアウトと1分ほどで2アシストをマーク。しかし、同残り2分に左ウィングから放った3ポイントシュートがリングに弾かれると、ファウルがかさみターンオーバーを犯すなど苦しい場面も。同残り22秒でベンチへ下がった。 最終第4クォーターは、3点ビハインドの97-100の残り8分45秒に、ジェイ・ハフとともにコートへ。ハフのダンクと3ポイントへつなぎ7本目、8本目のアシストを記録すると、その後も接戦のなかで鋭いドライブを見せるなどオフェンスの起点としてプレー。クラッチタイムに放った3ポイント2本がいずれも外れたものの、1点リードの試合終了間際にフリースローを決めて初得点。チームの逆転勝利に貢献した。 この日の河村は23分48秒のプレータイムでフィールドゴールこそなかったが、2得点8アシスト1スティール。プラスマイナス+17は、ウェルズに次いでチーム2番目の高数値だった。 グリズリーズの次戦は中1日で迎える15日8時開始のインディアナ・ペイサーズ戦。試合の模様は「NBA Rakuten」で無料ライブ配信される。 ■試合結果 メンフィス・グリズリーズ 124-121 シカゴ・ブルズ MEM|28|23|40|33|=124 CHI|28|37|28|28|=121
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