ドラッグストア最大手 ウエルシア社長 不倫で辞任 業界2位ツルハとの経営統合に影響は?
日テレNEWS NNN
また経営トップによる不祥事です。ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングスの社長が、不倫問題で辞任しました。ウエルシアはアジア1位を目指し、業界2位の「ツルハホールディングス」との統合を進めていますが、この進捗(しんちょく)に影響する可能性もあります。
ドラッグストアの「ウエルシア」。 ウエルシアの利用客 40代主婦(17日) 「行けばだいたいの物が手に入るので、2~3日に1回は利用しています」 約2800店舗、年間売上高は1兆円以上と、業界のトップを走る中、17日に発表されたのはウエルシアホールディングス、松本忠久社長の電撃辞任です。 その理由が「私生活において不適正な行為」。松本社長の女性との不倫問題です。 業界をけん引する企業トップの不倫辞任に、利用客は。 ウエルシアの利用客 40代主婦(17日) 「それ(不倫)を消費者の方がすごく嫌がったり、そういう倫理観の社長のお店で買いたくないと言うんだったら辞任は仕方ないと思うけど、私は気にしないでウエルシアを利用し続けると思う」
また、松本社長はウエルシアの親会社・イオンの執行役も務めていましたが、イオンも17日に松本氏を解任しました。 ウエルシアの利用客 20代会社員 「お店がそのままなら(不倫は)何も関係ないかなと思うけど、だからといって『利用しない』はない」 ◇ しかし、松本社長の“不倫辞任”が、影響を与える可能性があることも。それが、業界2位のツルハホールディングスとの経営統合です。
ウエルシアホールディングス 松本忠久社長 「ツルハホールディングスとの経営統合に向けた協議を開始することに合意」 「アジアナンバー1企業を目指し、企業価値の向上に努めて参ります」 関係者によると、この交渉の先頭に立っていたのが松本社長で、ウエルシアホールディングスがツルハホールディングスの子会社となる形で資本提携を行うことが発表されていました。 ただ、これまでウエルシア内では、「ウエルシアより規模の小さいツルハの子会社になることについて不満が出ていて、社内がゴタゴタしている」と、業界1位が2位の子会社になることについて不満の声も上がっていたといいます。 関係者は松本社長の解任で、ツルハとの経営統合の進捗(しんちょく)に影響する可能性もあるとしています。