露大統領選挙 当局「検討すべき不正なし」 監視団体「史上最も汚い不正選挙」
日テレNEWS NNN
プーチン大統領が圧勝したロシアの大統領選挙について、選挙当局は最終結果を発表し、「検討すべき不正はなかった」と総括しました。いっぽう選挙監視団体は「史上最も汚い不正選挙」だと批判しています。 中央選挙管理委員会・パンフィロワ委員長 「中央選挙管理委員会は、選挙結果について検討すべき不正は何一つなかったと申し上げる」 発表では、プーチン大統領の得票数は7600万票以上で前回より2000万票多く、得票率は87.3%にのぼったということです。これを受けてプーチン大統領は、「選挙に参加した国民に感謝する」とのメッセージを出しました。 これに対して、独立系の選挙監視団体は、投票箱に投票用紙をまとめて投函する女性や、一枚ずつ投函された投票用紙が不自然に重なっている映像を公開しています。その上で、発表されたプーチン大統領の得票には「2200万票が上乗せされた」と分析し、「史上最も汚い不正選挙だった」と批判しました。 今回選挙を巡っては、投票期間の拡大と電子投票の導入によって監視団体は「監視が不可能になった」としていました。