鹿島のDF須貝英大、京都への完全移籍が決定「与えてもらってばかりでチームを離れますが…」
鹿島アントラーズは27日、同クラブに所属するDF須貝英大が京都サンガF.C.へ完全移籍することを発表した。 【ハイライト動画】鹿島、今季のJ1最終節は町田に完勝 須貝は1998年10月27日生まれの現在26歳。浜松開誠館高校、明治大学を経て、2021年にヴァンフォーレ甲府へ加入した。ルーキーイヤーから一定の出場機会を確保し、2年目には天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会で甲府の初優勝に貢献。翌年からはキャプテンも託されたが、シーズン途中の同年7月には鹿島への加入が決定した。鹿島では定位置の確保に苦しみ、2024明治安田J1リーグでは13試合のみの出場。鹿島での1年半では公式戦通算27試合の出場にとどまった。 完全移籍に際し、須貝は鹿島を通してコメントを発表。次のような言葉で、自身の胸の内を明かした。 「このたび、京都サンガF.C.に移籍することを決断しました。これまで鹿島アントラーズに与えてもらったもの、学ばせてもらったものは数多くあります。初めてカシマスタジアムでプレーしたとき、スタジアム全体が揺れるような大きな声援を今でも鮮明に覚えています。どんな日でも、どんな遠い場所でも選手のために声を枯らし、スタジアムを赤色に染め、熱い応援をしてくださる皆さん、どんな状況でも練習場に足を運んで声をかけてくださる皆さん、たくさんのアントラーズファミリーに助けられ、とても感謝しています」 「しかしながら、タイトルを獲得できなかったこと、チームに貢献できなかったこと、ファン、サポーターの皆さん、そして、ともに戦った仲間には本当に申し訳なく思っています。与えてもらってばかりでチームを離れますが、学んだものを生かし、皆さんに少しでも何か与えられるようにこれからも全力で頑張っていきます。鹿島アントラーズという素晴らしいチームでプレーできて、本当に良かったです。これから対戦できることを楽しみにしていますし、またどこかで皆さんとお会いできたら嬉しいです。本当にありがとうございました」 一方で、新天地となる京都を通しては、「このたび、京都サンガF.C.に加入することになりました須貝英大です。皆さんとともに戦えることを、とても嬉しく思います。前に進んでいく京都サンガF.C.の勝利に貢献できるよう、全力で頑張ります。初めての関西生活なので、いろいろ教えていただけると嬉しいです。よろしくお願いします!」と意気込んだ。 2024明治安田J1リーグにおいて、鹿島は5位、京都は14位でシーズンを終えていた。ともに来季はJ1を舞台に戦うこととなる。
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