【香港】預金保護の上限、80万元に引き上げ
香港の独立法定機関、香港預金保障委員会は1日、金融機関が破綻した際に保護する預金の上限を、従来の50万HKドル(約930万円)から80万HKドルに引き上げた。 7月の条例改正を受けた措置。預金保護の上限引き上げに伴い、2006年の制度開始以来金融機関から徴収してきた預金保険基金の積立金の目標額を来年1月に引き上げることも決まっている。 同委の劉燕卿(コニー・ラウ)会長は「上限引き上げの認知度を高めるための宣伝活動を進めるとともに、来年1月の積立金目標額引き上げが円滑に実施されるよう、銀行業界と緊密に協力していく」としている。