LAの山火事でタイガーがホストするジェネシス招待のコース・リビエラCCも避難地域に 心配される開催は?
7日(火)に発生したロサンゼルス近郊の山火事は、強風にあおられて被害が拡大し続けている。 【連続写真】アマチュア必見! 松山英樹の高精度アイアンをAI分析 最初の火事が発生した“パシフィック・パリセーズ”には「ジェネシス招待」の開催コース・リビエラCCがあり、同エリアはハリウッドスターやセレブリティも多く住む超高級住宅地として知られている。当初リビエラCCは避難地域とはなっていなかったが、時速100マイル、秒速44メートルの強風にあおられて近隣のサンタモニカ市、マリブ市などに山火事が延焼。避難勧告が拡大し、リビエラCCも避難地域となっている。その後、北東のパサディナなど計5カ所以上に拡大し、その鎮火率は0%。現地8日の夕方時点で5人が死亡、10万人が避難していると報じられている。 米国男子ツアー2025年シーズンのシグネチャーイベントの1つで、タイガー・ウッズ(米国)がホストを務める「ジェネシス招待」は2月13~16日にリビエラCCで開催予定。同大会は松山英樹が24年シーズンに米ツアー通算9勝目を挙げた地でもある。また、26年には米国女子ツアーのメジャー大会「全米女子オープン」、28年には「ロス五輪」のゴルフ競技が開催予定だ。 秋から冬の時期に発生する『サンタアナウィンド』は、内陸部から海に向かって吹く乾いた強風のこと。乾燥した気候の南カリフォルニアでは摩擦などで“ブラッシュファイアー”と呼ばれる自然発生の山火事が毎年起きている。まだ鎮火されていない状況で米国男子ツアーからは開催の有無などは発表されていないが、開幕まで5週間。選手や関係者の間では開催を不安視する声が上がっている。(文・武川玲子=米国在住)