「えっ、ミニバンは駐められないの!?」“市街地のビジネスホテル”を予約する時「駐車場難民」にならないために注意すべきこととは
車高が155cm以下しか入れない機械式駐車場だけの場合も
その名のとおり「ビジネスマンの出張のための宿」として生まれたビジネスホテルですが、昨今は「安くても清潔」「一定以上のサービスや設備が整っている」など、その高いコストパフォーマンスから、観光旅行での宿泊にも積極的に選ばれるようになってきました。 【画像】「えぇぇぇぇ!」これが市街地のビジネスホテルで「駐車できない」理由です!画像で見る(27枚) そして同じビジネスホテルというくくりでも、温泉大浴場や充実した朝食ビュッフェをセールスポイントにするところ、サービスを簡略化し“安さ”を訴求するところなど、多様化が進んでいます。 ただ、クルマを使った旅行でビジネスホテルを利用するときに注意しなければならないのは、その駐車場事情です。
高速道路のIC付近などに立地するビジネスホテルは、そもそもクルマを利用してアクセスする出張者や旅行者をターゲットにしていることから、敷地内に十分な駐車場を備えています。 ただ主要駅に近い繁華街、規模の大きな市街地にあるビジネスホテルは、宿泊者全員がクルマで来訪しても大丈夫な数の駐車場を確保できていないところもあります。 やはりビジネスホテルが「リーズナブルな価格で部屋を提供する」というビジネスモデルに立脚している以上、地理的条件によっては「駐車場は必要最小限」というケースが珍しくないのです。 以下、クルマでの旅行でビジネスホテルを利用する場合の注意点を、例を挙げてご案内しましょう。 まず比較的多くのビジネスホテルに見られるのが、敷地内の駐車場が機械式立体駐車場であるというケースです。 立体駐車場のうち、建設年次が古いものは、入庫できるクルマが全高155cm以下に制限されることがほとんどです。マイカーでの旅行であれば、こうした制限に気を配れると思いますが、レンタカー利用の場合は“うっかり”がありえます。 つぎにホテル敷地内の駐車場台数が十分ではなく、先着順でその駐車場が満車になった場合は、敷地外の提携駐車場への案内になるというケースです。 こうした敷地外の提携駐車場がホテル至近であれば問題ないのですが、ときに「歩いて5分以上」というホテルもあります。 荒天の際など、屋外を歩くのが億劫ですし、クルマに荷物を置いておきたくない人は移動に苦労します。チェックインが遅くなりそうな人は、要注意です。 またクルマでの来訪者がホテルの想定より多い場合は、これらの提携駐車場もすべて満車になってしまい、夜遅いチェックインでは上限料金のない一般の駐車場に止めざるを得ないといった問題も起こりえます。 さらに交通規制にも注意が必要です。ごくごくレアなケースですが、立地が県庁所在地駅前の繁華街で、週末の日中に駐車場に接する道路が「歩行者天国」になり、クルマが出し入れできないというビジネスホテルも実在するからです。 こうした情報は、ホテル公式サイトのほか、ホテル予約サイトなどの口コミから入手できることもあります。“駐車場難民”にならないためにも、ホテルへの到着が遅くなる可能性がある人は、事前の確認を心がけましょう。