健康を確かめながら世代間交流を図る 高齢者が大学生と体力測定会【長野市】
26日、高齢者を対象にした体力測定会が長野市でありました。 レクチャーをするのは大学生。健康を確かめながら世代間交流を図る取り組みです。 長野市の長野保健医療大学に集まった、およそ20人の地元住民。6つの種目で体力や筋力、柔軟性などを測ります。 ■「はい、ぐーっとのばして」 こちらは体のバランスを確かめるテスト。足を動かさずに、どれだけ腕を伸ばせるかを測ります。 ■保健科学部3年と75歳女性 「一応基準が30センチというのがあって、その数値を切ると転びやすくなっちゃう」 Qお母さんは何センチ? 「33と35ね」 Qじゃあ大丈夫なんですね「そうですねははは。検査はするけどこういう体力テストはしないので、いい取り組みだと思いますね」 ■81歳女性1326「いち…あっ、止まっちゃいけないんだね」 レクチャーするのはこの大学に通う学生たち。丁寧に説明をして、測定が終わったら…結果を確認しながら、おしゃべりタイムです。 ■81歳女性「楽しいです。若い方と一緒っていうのが」 ■69歳女性「後々の説明をしてもらうのがありがたい。やっぱり数字を知るというのがいいこと」 ■保健科学部3年「僕たち学生にとっても参加される人にとってもなかなか無い機会で、定期的に開いていくのが大事かなと思います」 この取り組みは2018年、川中島町の住民自治協議会と連携協定を結んでから、年に2回のペースで実施しています。地域住民にとっては定期的に健康を確かめる機会に。 学生にとっては世代の離れた人とコミュニケーションをとる貴重な機会になっています。 ■長野保健医療大学 岩谷力教授 「じいちゃんばあちゃんと一緒に住んでいるうちも少なくなったでしょ。それから何よりも理学療法士とか作業療法士とか看護師は地域との結びつきが非常に重要ですからね」 測定の結果は後日、参加者のもとへ送られるということです。