並べられたおいしそうなスイーツは、食べるのは人間ではなく、犬です。 松本市の専門学校でペット用スイーツの完成発表会が開かれました。 クリスマスを意識したロールケーキや犬のイラストが描かれたクッキー、肉球のような形をしたゼリーまで。このスイーツはすべて犬用に作られました。 松本市の専門学校で動物業界でのビジネスを学ぶ学生たちが4月から開発してきました。 今回完成したのは18の案から厳選した7品です。 【学生の商品説明】 「クッキーは、卵・米粉・オリーブオイルをつかって犬の体にやさしいものにしました。 」 スイーツには犬が好む材料が使われどんな場面で食べてほしいかなど開発したグループごとに狙いがあります。 開発では信州松本動物専門学校の学生がアイデアを出し、未来ビジネスカレッジの学生が製作を担当しました。 見た目がかわいい「肉球ゼリー」。 柔らかく、老犬や子犬でも食べやすいように食材にもこだわりました。 ■ペットライフケア学科1年生 「ワンちゃんがお腹壊しちゃうのでブドウとかは使えなかった。リンゴが唯一使えたり。 これだとちょっとお腹を壊しちゃうとか、これだと病気になちゃうとか気を付けながらやりました」 とても犬用とは思えない2層になったきれいなゼリーです。 ■パティシエ・ブーランジェ学科学科2年生 「見た目もそうだし、味も出来るだけおいしくしようとして、寒天は普通水で溶かすんですけど、水ではなくだしで作っていてカツオ節のだし使って。こだわっています。人間でも食べられる」 「カラフルドーナツ」は犬と飼い主にもうれしいひと品です。 ■ペットライフケア学科1年生 「味というよりも匂いの方が、ワンちゃんにとっては食欲につながるので、ワンちゃんが食欲の湧くような匂いのものを選んでみました」 ■パティシエ・ブーランジェ学科学科2年生 「ドーナツの形にしてちぎりたいという気持ちがあったので手に付かないような感じに焼き上げた」 気になるお味は？犬が確かめました。 （Qおいしいですか？） 「おいしいって言っています」 今回学生が開発したスイーツは来月2日、信州松本動物専門学校で販売される予定です。