「恋人は?」「孫の顔見たい」…帰省先での〝圧〟半数が「感じた」 自分のペース重視の子、親の見守り方
「いい人はいるの?」「結婚は?」――。 実家に帰省したとき、自分の人生について踏み込んだ質問をされたらどんな気持ちになるでしょうか。マッチングアプリを運営する会社が「わたしのき(なこわらび)もち」という実家への手土産の販売を始めました。背景には、「結婚へのプレッシャー」を感じる人たちの思いがありました。(wirthnews編集部・金澤ひかり) 【画像】親への帰省土産、メッセージ全文 感謝とともに「もうおとなだから」
「自分のペースで歩んでる」
婚活マッチングアプリの「Pairs(ペアーズ)」の運営会社エウレカ(東京・港区)は今月、期間限定で「わたしのき(なこわらび)もち」の販売を始めました。 商品名からもわかるように、ただの「わらびもち」ではありません。 和菓子の製造・販売を行うストラク(横浜市)の和菓子ブランド「京都利休生わらび餅」とコラボレーションしたもので、パッケージにはこんな言葉が綴られています。 《いつも、気にかけてくれてありがとう。 もうおとなだから、昔みたいにぜんぶ報告するわけではないけれど… 今は、恋愛も、結婚も、人生ごと、自分のペースで歩んでいるところなのです。 嬉しいことがあったら、また、報告させてください。》
約半数が「プレッシャー感じた」
この商品の背景にあるのは、20歳から39歳のPairsユーザー4047人(男性6割、女性4割)に行った調査です。 調査では、帰省時に実家で恋愛や結婚の話をした経験がある独身者1532人のうち、「帰省時に恋愛や結婚の話題が出るとプレッシャーに感じるか」という質問に、「とても感じる」「やや感じる」と答えたのは46.1%で、約半数が、プレッシャーを感じたことがあるということが判明。 話題を投げかけてくる家族は58.3%が母親で、13.7%が父親、祖父母が11.4%だったといいます。 プレッシャーを感じた言葉について聞くと、最も多かった回答は「恋人はいないのか?」で66.3%、続いて「孫の顔が見たい」が34.4%、「誰々さんは結婚したらしい」が28.7%でした。