インテリアブランド「LOWYA」のベガコーポレーションが実店舗進出を加速する理由。2024年内に8店舗まで拡充
家具・インテリアブランド「LOWYA(ロウヤ)」のEC事業を手がけるベガコーポレーションが、実店舗展開を加速している。 通算5店目の実店舗を9月14日に東京・世田谷区へオープン。年内にはさらに3店舗の実店舗を開設する予定で、合計8店舗に拡充する。 「LOWYA」」の実店舗展開は2023年4月、1号店となる「LOWYA九大伊都店」をブランド誕生の地である九州(福岡市)に開業。同年12月には大阪のなんばに2号店、2024年2月には名古屋に3号店、同8月には横浜に4号店を開設した。 9月14日に開設した5点目の「LOWYA二子玉川ライズ店」は、店舗面積が約260平方メートル。テレビ台やソファ、雑貨など約500点のアイテムを展示している。関東では8月の「LOWYAマークイズみなとみらい店」に次いで2店目。都内では初の実店舗となる。 今後、10月5日に「LOWYAイオンモール広島府中店」、11月2日に「LOWYAイオンモール茨木店」と「LOWYAマークイズ静岡店」の出店を計画している。ただ、既存の実店舗はショッピングモールへの出店で、多くの商品を展示することができない。そのため、今後は中型店や大型店の出店も併せて検討していく。
ベガコーポレーションは実店舗展開を積極化することで、ECと直営店を連動させながらOMO展開を実現。今後は在庫状況や展示状況、持ち帰り状況など、さまざまなデータを少しずつ連動させていくとしている。
インテリアブランド「LOWYA」は、創業から2023年までECサイトを中心に事業を拡大、国内トップクラスのインテリアブランドとして成長してきた。コロナ禍を経て多様化する暮らしの中で、顧客がより一層“インテリアを自由気ままに“選べる環境をめざし、実際に目で見て触れ、安心して購入できる“リアルな場”への進出を加速している。 そのような「LOWYA」ではEC専業からOMOモデルへの転換を宣言。実店舗の展開で、「実物を見ないと買えない」「このサービスがついていないなら買えない」という方、または「そもそも第一想起されない」「認知してはいるが買わない」といったユーザー層を開拓する。