悪質タックル問題で関学が会見(全文2)真実の究明が一番大事
日大からの納得できる回答とは?
神戸新聞:神戸新聞社の【ミヤザキ 00:35:18】と申します。あらためて24日に日大からの回答書を待つということなんですが、その日大側から納得する答えっていうのを、どういうふうなものを求められてるのかっていうのを、日大側から、納得のいく答えっていうのをちょっと、関学側が求める納得する答えっていうのをちょっとお聞かせ願えればと思います。 小野:誠意ある回答ということを求めていますけれども、決してわれわれが想定している結論を押しつけるようなものではなくて、やはり真摯な調査に基づいて、やはり日本大学アメリカンフットボール自身が真相を究明していただくということ、より具体的に言ったら、なぜあの1プレー目のようなことが起きたのか。もう繰り返しになりますけれども、選手にいったい何が起きたのかっていうことを、きちんと具体的な事実が示されて、説明がなされて、その結論についてそういう結論、ある結論に基づいて日本大学アメリカンフットボール部が自ら判断する措置を行い、それに納得ができるということがあれば、誠実な回答であったというふうに考えられるのではないかというふうに考えております。
これまで関学にとって日大はどういう存在で悪質タックルでそれが同変わったのか
NHK:NHKの『週刊まるわかりニュース』の伊藤と申します。よろしくお願いします。24日の回答書で、仮に誠意ある対応、回答があった場合、事実関係が分かってきた場合、その中に仮に内田監督からの指示という文言が入っていた場合、それでも関西学院側さんは日大さんを許すことができるのかというのが1つ。 もう1つは関学にとって日大という存在はどういう存在だったのか、それが今回の事案、そして日大の対応によって、どのように変わってしまったのか、お聞かせください。最後にもう1つ、今回のあの映像を見た限りですと、多くの視聴者の方が、ファンの方がやはりアメフトは危険なスポーツだ、そういう印象を与えてしまったかもしれませんけども、本来のアメフトのあるべき姿というのはどういう姿だと思っていますでしょうか。よろしくお願いします。 小野:3つのご質問があったと思いますんで、1つ目につきましてはまず私のほうから答えさせていただいて、2つ目、関学にとって日大の存在はどのようなものかっていうことについては、監督のほうから返事をさせていただきます。 まず1つ目ですけれども、これはやはり仮定の話なので、実際に届いてその1点だけでなく、その指示があったかなかったかというだけでなく、それについてよりどれぐらい、きちっと事実が判明し、それに基づいた措置がどれぐらいきちっと行われるかというようなことを、総合的に勘案することが必要になるというふうに思います。特にこの点だけが出ていれば、元に戻りましょうとかいうようなことには、たぶんならないと思いますけれども、総合的な判断が必要だと思います。2つ目につきましては、監督のほうから。 鳥内:われわれの部と日本大学というのはもう長い歴史の中で、非常にライバル関係でやってきてました。私も入ってから4年間負けたんですけど、それまでに日本大学のすごさを先輩からいろいろ聞いてまして、あそこに勝負できるチームをつくろうという形でやってきたんですけど、ああいう事件が起こってしまうと非常に残念です。 アメフトのある姿ですか。 NHK:そうですね。 鳥内:もうアメリカでも、今はもう安心・安全を非常に取り上げてまして、脳しんとうの問題も含めて、非常に向こうでも問題いうよりも安全にやろうと。日本でも昨年から、審判が7名から8名になってます。いろいろな反則をたくさんの目で見ようという形で、安心・安全のために審判員も増えてると。だからわれわれのチームでも、やはり脳しんとうは起こると、ゲーム中に。僕が言うてんのは、ちゃんとはっきりと、うそつくなと。仲間ははっきり言うてくれと、トレーナーに。もしもそれがクオーターバック、エース格の選手であっても安全優先なんで、そのために交代選手がいてるんだと。それでももし負けたら、そりゃしょうがないという形で私はやってます。 NHK:すみません、日大の今回の対応と、今回のプレーによって、関係性というのはどのように変わってしまってしまったのかというのを、すみません、お聞かせください。 小野:関係。もちろんわれわれは各世代、同じ同級生ごとに日大と関学はほかの大学よりも深いつながりを持っていろいろな懇親をし続けています。そういうライバル関係にある中で、こういうことが起きたっていうこと自体は、そもそもまったく信じられませんし、どういう意図、関係性、長いこのOBの方々とのつながりっていうのは今も変わりませんので。はい。これはもうライバルとしてずっと戦ってきた長い歴史が蓄積したものがありますんで、そこが変わってるわけではないんですけれども、やっぱり今の両方のチームの関係っていうのは、もう決定的に信頼関係は損なわれている。ほぼ完全に崩壊していると言っていい状態だというふうに思います。 それからスポーツ、あの映像でアメリカンフットボールが危険だと思われるっていうことがあると思うんですけれども、私が繰り返し言ってるのは、1プレー目に起きたことはアメリカンフットボールとは実際ほとんど、まったく関係ないというふうにお伝えしています。これはサッカーでも、ほかの競技でも、まったく無防備な選手に後ろから、意図的にけがをさせることだけを目的にタックルするっていうことは誰でもいつでもできるので、それがたまたまアメリカンフットボールで起きたことだけなので、アメリカンフットボールが危険とかいう話とは、やはり区別をしてぜひ考えていただきたいというふうに、この事案が起きてから思っております。