雪印メグミルク 神戸工場閉鎖へ 京都に生産機能集中
雪印メグミルクは26年度上期(4~9月)中をめどに、神戸工場の生産を終了する。同年3月からは、京都工場池上製造所(京都府南丹市)の既存の空きスペースを活用し、神戸工場の牛乳・乳飲料の生産機能を集約する。投資額は約24億円。 関西地区は現在、京都工場・京都工場池上製造所・神戸工場の3工場生産体制。神戸工場閉鎖後は京都の2工場体制となる。神戸工場は当面チルド商品などの配送拠点として活用する。 同社はグループ中期経営計画2025で「白物拡大を前提とする市乳事業の成長」を戦略課題の一つに掲げる。今回の設備投資は、市乳事業の強靭性の獲得へ向けて収益基盤の強化と「生産体制の進化」を実現し、成長を牽引する事業へと構造転換を進める取り組みの一環。