立命館大学の今秋初勝利か。関西学院大学の開幕2連勝か。2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ
モールを中心に堅実なプレーで地盤固めをした関学大は、前後半で上回り、49-17で白星スタート。目標の大学選手権ベスト4へ向けて好発進した。
今週末は、同じく花園第2グラウンドで対決する両者。
まず立命大のメンバーは、先発が前節から4名変更(PR甲斐匠馬、LO本郷正人、LO鈴木孝昌、WTB西村長)。そのほかは変わらず、身体能力が高い先発唯一のルーキーPR高橋凜乃介(東福岡)、スクラムの中心軸であるHO大本峻士、メンバー最高身長189cmのLO中村豪。FL吉川大智、FL小山虎汰朗、NO8島正輝の頼もしいバックローも変わらない。ハーフ団はエネルギッシュなSH福本颯翔、流経柏出身のSO山下真之介の4年生コンビだ。
バックロー経験も豊富なHO平生翔大主将をはじめ、PR黄世邏、メンバー唯一の1年生であるタイトヘッド(3番)のPR小杉太郎。U20代表歴のあるNO8小林典大は、打開力のある強力なランナー。CTB松本壮馬は接点の攻防に強い屈指のセンターだ。開幕節の関西大戦で、ド派手なブレイクからの独力トライを決めた関西学院高出身のWTB武藤航生は今節、どんな走りをみせてくれるか。
金曜日時点で日曜日の大阪の天気予報は「晴れのち曇り」。
開幕節は雨だったが、好天ならばそれぞれ力のあるアタックの応酬に期待したい。立命大は注力してきたスクラムからボールを安定供給、適切なエリアマネジメントから、開幕節でもみせた決定力で勝負したい。
関学大も魅力的な展開力をもつ。開幕節ではFWがモールを中心に押し切ったが、有能なバックスの躍動にも期待したい。立命大の今秋初勝利か。関学大の開幕2連勝か。キックオフは日曜日の午後2時だ。
多羅 正崇