立命館大学の今秋初勝利か。関西学院大学の開幕2連勝か。2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ
大学選手権出場3枠をめぐる全7節の闘いは、第2節に突入した。
10月6日(日)は東大阪市花園ラグビー場(第2グラウンド)で、1敗の立命館大学と1勝の関西学院大学が第2節で激突する。
2週間前の開幕節は、立命大は近畿大学との雨中戦となったが、序盤、高速展開をくりひろげた近大のCTB藤岡竜也が連続トライを奪う。
近大はウェットな状況を問題にしないパスワーク、連携力をみせ、さらに決定力のあるWTB西端玄汰がハットトリック。近大自慢のアタックマインドが炸裂した。
「(近大の)アタックが鋭く、ゲームの中でインサイドブレイクされました」(立命大、小寺亮太HC)
40点を背負った立命大は前半38分、1年生PR高橋凜乃介の突破を足場にようやく初トライを奪うと、さらにFW攻勢を中心にNO8島正輝、LO榎本匡志と3連続トライ。
主導権を奪い返す地力をみせたものの、31-59で黒星スタート。ただ雨中のセオリーであるFW戦では高精度のモールなどから5トライを奪ってみせた。
「半年間スクラムを強化した成果は出たと思います。あとモールでスコアできたことは次の試合につながっていくと思います」(立命大、小寺HC)
この試合の直後に同グラウンド(花園第2)で行われたのが、関学大と関西大学のリーグ初戦だ。
今年は春季トーナメント決勝に初進出するなど、選手権出場3枠の2季連続獲得へ邁進している関学大。
関西大戦では序盤から堅実なモールでHO平生翔大主将が先制トライ。総合力の高い関学大らしく、2トライ目はFB的場天飛が鋭いランで切り取った。
3本目はFW近場戦から主軸CTB松本壮馬が突進。直後に空いたラック脇にSH川原大が飛び込み、3連続トライ。主導権を握った。
「収穫は、ゲームの入りが課題だったので、その部分をしっかり練習してきたことができたということ。あと、デフェンスがしっかり前に上がってプレッシャーをかけてくれたので、そこは良かったと思っています」(関学大、小樋山樹監督)