故マック・ミラー、遺作AL『バルーンリズム』が『サークルズ』5周年記念日にリリース決定
故マック・ミラーの遺族が、2020年にリリースされた最初の遺作アルバム『サークルズ』の5周年を記念して、2枚目の遺作アルバムをリリースする予定だ。『サークルズ』は、2018年に急逝したミラーが生前に制作していたアルバムだった。 米ピッツバーグ出身のミラーの遺族は、ミラーの公式インスタグラムに声明を投稿し、このプロジェクトをリリースする理由について「マルコム(Mac Millerの本名)のファンの多くは“バルーンリズム”というアルバムを知っているでしょう。このアルバムは、2014年に『フェイシズ』をリリースした頃にマルコムが制作したもので、彼自身がアートワークを手掛けるほど思い入れのある作品でした。このアルバムをリリースするタイミングについては何度も議論されましたが、最終的に“GO:OD AM”やそれ以降のアルバムが優先される形となりました」と説明した。 「このプロジェクトは、彼の音楽的才能の幅広さとアーティストとしての恐れを知らない姿勢を示していると私たちは考えています。長年、非公式な形でこのアルバムがオンラインで流通していたこと、そしてマルコム自身が“バルーンリズム”をリリースする意義をたびたび語っていたことを踏まえ、公式に世に送り出すのが最適だと判断しました」と声明は続けた。 ファンは彼の公式ウェブサイトで、CD、カセット、アナログレコードなどのフィジカル商品を予約注文することが可能。また、ポスターや歌詞・写真が収められたブックレット、さらに3Dポップアップ見開きが付属する限定版デラックス盤も発売される予定だ。 『バルーンリズム』のリリース日は2025年1月17日。『サークルズ』のリリースからちょうど5年後であり、33歳を迎えるはずだったミラーの誕生日の2日前にあたる。