元KNOCK OUT王者の心直がKOでK-1グループ初勝利。宮田Pのアドバイスで試合後の2時間マイクは何とか回避【Krush】
元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者の心直(REON Fighting Sports GYM)が「Krush.163」(7月27日、東京・後楽園ホール)で矢島直弥(TSKjapan)にKO勝ちを収め、K-1グループでの初勝利を挙げた。 2人は当初、3月大会で対戦の予定だったのだが、心直が急性気管支炎と診断され欠場に。矢島は安尾瑠輝と対戦しKO負けを喫した。心直は昨年9月にK-1に参戦も池田幸司にKO負け、11月にはKrushで壬生狼一輝にKO負けと2連敗。ともにK-1グループでの初勝利をかけた試合となった。 1R、サウスポーの心直とオーソドックスの構えの矢島。圧をかけて左ハイの心直。矢島は左に回る。矢島は左ロー、ミドル。心直は左ミドル、前蹴り、左ストレート。なおも圧をかけて左ロー。矢島は右ストレート。なおもじりじりと圧をかける、矢島は右ロー。心直は左ハイ。矢島はスイッチして前に出るが、心直はカウンターで左ハイ。矢島はスイッチを繰り返し機をうかがう。前に出る矢島だが、心直は左ハイからのパンチの連打、左ハイ。矢島はふらつきロープにもたれかかるとレフェリーがダウンを宣告。レフェリーが矢島のダメージが大きいと判断。そのまま試合を止めた。
心直はマイクを握ると「去年ベルトを取ってからずっと勝てなかったんですけど、こうやって1年間ずっとやってきて。悩みながらもこうやって試合をしようとして。それでも気管支炎とか病気になっちゃって試合ができなくて。SNSとかで発信し続けていたんですけど、こうやって1年半ぶりくらいに報われた気がします。ありがとうございます。公約通り2時間くらい話させていただこうと思うんですが、いいですか? うれしすぎて泣いちゃったんですけど、正直こんなところで満足してないので。この後にバンタム級トーナメントがあると思うんですが、僕よりいい試合ができるように頑張ってください。長いですよね? でも僕、2時間やるって言ったんで、あと5分くらい我慢してください。でも1RでKOしたんでこれくらいはいいでしょう。帰らないでください。心直が話してます」などとマイクアピール。
そしてリングサイドの宮田充プロデューサーに「見たかこの野郎!」と絡みに行ったところで、宮田氏が「せっかくいいKOしたんだから、この辺でまとめたほうがいいと思います」とアドバイス。 これに心直は「そうですね。まとめます。勝てない期間、本当に応援していただいてありがとうございます。後輩にちょっとはかっこいい姿を見せられたと思うので、これから毎日練習して、もっと強くなった姿をこのKrushの後楽園ホールに見に来てください。不器用ながらにも頑張るので、心直の応援よろしくお願いします」と締めくくって2時間のマイクは何とか回避された。