不動産会社の経営者が教える! 「あるあるトラブル」に要注意のNG物件
物件探しの際、知っておくと助かるトピックをご紹介します。『持ち家女子はじめます』(飛鳥新社)の著者であり、5000人超の女性たちの「幸せになれる家選び」をサポートしてきた「ことり不動産」代表の石岡茜さんに、知らないまま物件選びをすると「虫」や「騒音」に悩まされたり、快適に暮らせなくなってしまったりする「NG物件」について教えてもらいました。ぜひ物件探しの参考にしてください! 【保存版】知らずに選ぶと後悔することに…「あるあるトラブル」に要注意のNG物件まとめはコチラ
NG1 川沿い・公園沿いの物件
川沿いの物件は、建物などの遮るものがないため、日当たりや風通しがよいのが特徴です。眺望がよく開放感がある点も魅力。 川の水により涼しい風の通り道になって気温が下がるため、快適に過ごせるほか、冷暖房にかかる電気代などの節約も期待できます。 公園沿いの物件も、緑豊かで空気がよく、散歩やジョギングが手軽に楽しめる環境なのは嬉しい限り。 その一方で、これらの物件は「虫に悩まされやすい」という声をよく聞きます。 川や公園の周辺は湿気がたまりやすく、害虫の住みかとなりやすい土や枯れ葉、樹木などが多いため、人間の天敵である蚊やゴキブリも生息しやすいのです。 また、1階に飲食店やコンビニエンスストアがある物件も要注意です。 ゴキブリは暗く湿気のある場所を好むため、食べ物が豊富に揃う飲食店やコンビニエンスストアのゴミ置き場や排水口で多く繁殖します。そして上階へと侵入するのです。 同じ建物内を移動するので防虫対策が難しく、被害に悩まされる可能性大です。 飲食店が入ったマンションは、できるだけ選ばないほうが無難でしょう。
NG2 マンション内に「○○教室」が入った物件
住民トラブルの筆頭に挙げられるのが、騒音トラブルです。なかでも、不特定多数の人が出入りする事業を行っている住人がいる物件の場合は注意が必要です。 たとえばピアノ、ギター、エレクトーンなど楽器を使った教室等は、両隣や上下階で行われると音が気になってしまい、自宅でゆっくり過ごす際の妨げとなりかねません。 分譲マンションで何らかの事業が行えるのは、管理規約や使用細則で事業用として使用が認められている場合のみ。 事業可能な物件か、また、可能であればどのような事業を行っているのかを管理会社や管理組合に問い合わせておくとトラブルが回避できそうです。 ただしなかには、こっそり開業している場合もあるので要注意です。その物件の住所をインターネットで検索してみて、「○○教室」などがヒットしないか確認しておきましょう。 人の出入りが激しい学習塾やエステサロンなどが入った物件もあまりおすすめできません。