「BMWミニ」など好調…輸入EV販売、6期連続プラス
日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた2024年度上期(4―9月)の外国メーカー車の輸入車新規登録台数によると、電気自動車(EV)が前年同期比4・1%増の1万1414台と伸びた。年度上期として6年連続のプラス。BMWミニや中国・比亜迪(BYD)などの好調が続いた。外国メーカー車に占めるEVのシェアは同1・4ポイント上昇の10・4%だった。 【ランキング表】ブランド別・輸入車販売トップ10 9月26日発売のジープ初のEV「アベンジャー」や、10―12月期に発売予定のメルセデス・ベンツ「Gクラス」初のEVなど新車投入が続く。1―9月の累計でEV販売は約1万7000台まで積み上がっており、JAIAは「(24年暦年で)2万台達成は見込める」としている。ただ7月の会見で上野金太郎理事長が見通しとして示した年2万5000台の水準に届くかは判断が難しい状況だ。 EV以外を含む外国メーカー車全体の24年度上期実績は同9・6%減の10万9558台と、年度上期として2年ぶりにマイナスに転じた。ブランド別ではメルセデス・ベンツが同7・6%増の2万6347台で10年連続の首位。ポルシェ、BYDなど5ブランドが年度上期としての最高を更新した。BYDは同60・8%増の1095台だった。 外国メーカー車の9月単月実績は前年同月比13・4%減の2万3335台。このうちEVは同13・0%減の2751台で2カ月連続の減少となった。23年9月は単月ベースで唯一3000台を超えた月だったこともあり、その反動が出た。EVのシェアは同0・1ポイント上昇の11・8%だった。