今なら1.5万円から買えるXiaomiの8.7型Androidタブレット「Redmi Pad SE 8.7」が“ごろ寝”にちょうどいい
安さを感じさせないビルドクオリティー
筆者が選んだのはセルラーモデルだ。ごろ寝タブレット兼持ち歩きタブレットとして購入したものの、やはりタブレット本体のビルドクオリティーが気になる。 届いた実物を見てみると、価格の安さを感じさせない質感で心底驚いた。ディスプレイ自体は、今流行のベゼルレスとまではいかないが、ベゼル幅も十分に狭く、やぼったさを感じさせないようになっている。 カラーバリエーションはオーロラグリーン、グラファイトグレー、スカイブルーがある。背面はシボ加工が施されており、持ちやすくデザイン的にも安っぽさを感じさせない良い作りだが、指紋の跡が非常に目立ちやすくなっており、そこだけが残念なポイントだ。 本体のストレージ容量が64GBと少し心もとないが、別途SIMトレイ兼用のmicroSDメモリーカードスロットが用意されているため、本体のストレージ容量を容易に拡張できる。 iPad miniだとUSB Type-Cポートに別途ストレージやUSBメモリを接続する必要があるため、microSDメモリーカードスロットの搭載はAndroidタブレットの強みといえるだろう。 さらにセルラーモデルはnano SIMをデュアルで搭載できる。この価格帯のタブレットとしてはずいぶん気前の良い仕様だ。 対応しているバンド帯は以下の通りで、NTTドコモやau、ソフトバンク各社のプラチナバンドに対応している。キャリアを問わず格安SIMなどの活用を見据えて、外出先でも便利に使えそうだ。 ・LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/13/18/19/20/26/28/66 ・LTE TDD:B38/40/41 さらにWi-Fiも2.4GHz帯だけでなく、しっかり5GHz帯にも対応している
予想を裏切られた動作感
外観の出来が良い意味で予想を裏切ったが、実際の動作面においてはどうだろうか。割り切った用途なので、ホーム画面のスクロールやWebブラウザの動作、Kindleアプリのページ送りはある程度のもたつきを感じるのだろうな、と覚悟はしていた。 だが、初期セットアップを完了した後の動作は予想以上に快適で、見事に筆者の懸念を振り払ってくれた。 例えば、ホーム画面の動作においては画面ロック解除直後に少しカクツキを感じる物の、致命的に動作の遅れが発生するわけでもない。 ただ、内蔵ストレージのアクセススピードによるものなのか、ギャラリーアプリの立ち上げや、Webブラウザを立ち上げた際に若干の読み込み待ちが発生する。しかし、決してストレスを感じるほどの遅さでもないため十分に許容範囲内だろう。 Webブラウザの動作については、Google Chromeをインストールして主要なサイトにアクセスしてみたが、若干の遅延読み込みが発生する物の実用に耐えうる動作を実現しているし、文字入力についてももたつきを感じさせない。 1点残念な点を上げるとすると、ディスプレイのリフレッシュレートが90Hzに対応しているとうたっているが、Google Chromeでは60Hzで動作してしまう。これはどちらかというとアプリ側の仕様なので仕方がないとはいえ、少し残念だ。 ただし、標準ブラウザのMiブラウザであれば90Hzで動作するため、もしWebブラウザでリフレッシュレートを90Hzで動かしたいのであれば、「Miブラウザ」を使ってみると良いだろう。