“仕事人”トロサール、アーセナルでの熾烈なスタメン争いを語る「どう反応するかは選手次第」
アーセナルに所属するベルギー代表FWレアンドロ・トロサールが激化するスタメン争いについて言及した。27日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。 プレミアリーグ第2節が現地時間24日に行われ、アーセナルは敵地『ヴィラ・パーク』でアストン・ヴィラと対戦した。苦戦を強いられたアーセナルだったが、GKダビド・ラヤの好セーブもあり無失点で試合を進めると、67分には2分前に投入されたばかりのトロサールが待望の先制ゴールをマーク。その後、トーマス・パルティの追加点でホームチームを突き放し、2-0で開幕2連勝を飾った。 勝利の立役者となったトロサールだが、自身の得点直後には笑顔を見せず、味方選手に促されるまでゴールパフォーマンスも行わなかった。試合後、ミケル・アルテタ監督は「先発に選ばれなかった時に反応する方法はいくつかある。レオは怒っていたが、ピッチで自分がいかに優れているかを見せるために怒っていた。そして落ち着いて試合に入り、素晴らしいクオリティを見せた」とコメントし、同選手がベンチスタートに不満を抱いていたことを明かした。 2023年1月に加入したアーセナルでは、主にブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリと左ウイング(WG)の定位置を争っているトロサール。スタメンから外れる試合も少ないくないが、ピッチに立てば常に輝きを放ち、ここまで公式戦通算19ゴール12アシストと結果を残している。そんな同選手は「チーム内の競争は理解しているし、それが全員を次のレベルに押し上げるんだ」と前置きした上で、スタメン争いについて次のように語った。 「チームに貢献することができてとても嬉しい。ここ数カ月間、自分がチームに貢献できることをピッチ上で示せていると思う。どのポジションにも競争があり、それはアーセナルのようなクラブにとって必要なことだと思う。もちろん、誰もが試合に出場したいと思っているが、どう反応するかは選手次第だ。スタメンでもベンチスタートでも、僕は常にインパクトを残したいと思っている。そして、この試合(アストン・ヴィラ戦)では自分の仕事をやり遂げた」 21年ぶりのプレミアリーグ制覇に向けて好スタートを切ったアーセナル。トロサールは「すべての試合に勝ちたいと思っているし、良いスタートを切ることができた。来週も難しい試合になるだろう。彼らのことはよく知っているが、僕らは立ち向かうつもりだ」と次節の古巣ブライトン戦に向けた意気込みを語った。
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