すべての女性に“必ず”訪れる「更年期」。イライラ、動悸、不眠…続く不調は、何が原因で起きているのか?【産婦人科医が解説】
40代に入ってから、「なんとなく不調…」という状態が続いている方は少なくないはず。 それはもしかしたら「更年期」かも? 女性なら誰しもが経験する「更年期」ってそもそも何なのか、できるだけ不調なく過ごすために何をすればいいのか? 【チェックリスト】完璧主義者は症状が出やすい!?「更年期障害」になりやすい性格、環境とは? 数々のメディアで活躍する産婦人科医・高尾 美穂さんの著書『更年期に効く 美女ヂカラ』から、知ってるようで知らない更年期のお役立ち情報を厳選してご紹介します!
だるさや疲れ、イライラ、白髪や老眼、以前より太りやすくなったのも更年期のサインです。 更年期かもと思ったら、女性医学学会の専門医に相談しましょう。
日本人の平均的な閉経は50歳。その前後10年間を更年期といいます。 卵巣の機能が低下、エストロゲンの分泌が急激に減っていきます。 その結果、ホルモンのバランスが崩れて心身に不調が出ます。
更年期がつらい人には3つの特徴があります。 次のタイプの方が更年期の症状が強く出る傾向にあります。 【1】性格 •とても真面目なタイプ •一生懸命で物事に打ち込むタイプ •自己犠牲型、役に立ちたいと強く願うタイプ •まわりが見えなくなるタイプ •子供や親、不妊治療などに気持ちも時間もかけるタイプ 【2】人生の曲がり角を経験 •子どもが独立し、心に穴が空く •親との死別で介護が終了する喪失感 •パートナーから女性と見られなくなる経験 •パートナー・ペットとの別れを経験 など 【3】エクオールの産生能が低い そもそもエクオールの産生能を持っている人は、日本人の2人に1人。 ※大豆イソフラボンをエクオールに代謝することができる人 ※尿の検査で調べることができます
【更年期を乗り切るコツ】 こだわりすぎず、バランスよく物事に取り組むこと曲がり角になる経験をなるべく前向きに受け止めるエクオールの産生能が低いなら、サプリや治療で対策 更年期の10年を上手くやり過ごすことがその後の人生のカギ! 更年期を健やかに過ごすために心と体が発するサインを見つめてみましょう。 必要なのは我慢ではなく正しい知識と適切なケア ◯正しい知識 適切なケア ✕我慢