【箱根駅伝】総合5位の中大・藤原監督 8区で苦戦の佐藤大介に「今日起きたことは使った私の責任」
第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)、総合5位の中大・藤原正和監督(43)が今大会の収穫を語った。 2日の往路で1区の吉居駿恭(3年)が区間賞を獲得すると、4区まで首位をキープし、往路2位と大健闘。翌日の復路では3位でたすきを受け取った8区の佐藤大介(1年)が区間最下位の苦しい走りで、一時は6位まで順位を落とした。それでも、10区で藤田大智(2年)が区間4位と好走し、1つ順位を上げて5位でゴールした。 レース終了後に、藤原監督は「主導権を握ると、こんなにも駅伝が楽なのかと非常に感じた。また、『劣勢になった時に挽回するのが駅伝』だと(選手に)伝え続けてきて、そういった駅伝ができた。来年はぜひ頂点に挑戦したい」と充実した表情を見せた。 大ブレーキとなってしまった佐藤については「調子が良かったので期待していたけど、気合が入りすぎてアップの時間が早すぎて、逆に低体温(症)みたいになったと思う。5キロ以降でちょっとまずいと思ったけど、なんとか(中継所に)たどり着いて良かった」と説明。その上で「佐藤に関しては全幅の信頼を寄せて使っているので。今日起きたことは使った私の責任なので、そこは特に何も言うつもりはない」とフォローした。 今季は全日本大学駅伝で12位に終わったものの、箱根で奮闘した。指揮官は「全日本の頃までだと9、10区で挽回できないままずるずるといっていた。しっかりリカバリーして5位まで(順位を)残してくれたので、来年につながる駅伝ができたと思う」と胸を張った。
東スポWEB