「綺麗になっていく友人と自分を比べ、悔しかった」骨形成不全症の女性、障害と正面から向き合うきっかけとなった言葉
■「『こういう人もいるのか』と少しでも頭の隅に置いてくれたら嬉しい」
以前は障害があること、身体が不自由なことにより、恋愛をしたら「相手に嫌な思いをさせるのでは」「迷惑をかけるのでは」と思い悩んだ時期もあったと言いますが、今のパートナーさんとの出会いがそんな咲さんの気持ちを180度変えてくれたと言います。 ――一番近くで支えてくれるパートナーさんは、咲さんにとってどんな人ですか? 「私の考え方を変えてくれた人です。障害をSNSに出すのは恥ずかしい。と思っていたり人に馬鹿にされるのでは。と思っていた部分もありましたが、彼は『頑張ってる人を馬鹿になんかしないよ。車椅子かっこいいじゃん!』といつも肯定してくれて、少しずつ自分を出せるようになりました。そんなふうに私をポジティブに変えてくれます」 ――最近では、体にハンディキャップを持つ人によるSNS発信が多く見られ、病気や障害を知る機会の場ともなっています。咲さんがSNSを発信することでよかったと感じたことがあるならば、それはどんなときですか。 「私自身、高校生の時に恋愛のこと、これから先のことでかなり悩みました。てもそれを相談できる相手はなかなかいませんでしたし、本にはみんなが知ってるような初歩的なことばかりが書いてあるだけで、すごく不安でした。知る機会って本当に少ないなと思いました。 私と同じような悩みを抱えてる人もいたりするのかもしれないと思っていたので、発信することで少しでも解決できるのであればSNSをして良かったと思います」 ――ご自身の発信を通して、社会や周りがどうなっていくことを望みますか? 「『こういう障がいの方もいるのか』と少しでも頭の隅に置いてくれたら嬉しいです。また、優しい世界がこれからも続いてくれたらなと思います」 ――今後どんなことに挑戦していきたいですか? 「SNS発信の展望とはずれるのですが、スキューバダイビングをやってみたいです!」