KYBの免震ダンパー不正と過剰管理社会日本
日本再野生化を考える
KYBという老舗のトップメーカーが問題を起こしたことは、衝撃であったが、こう考えてくるとむしろ「老舗大企業なのに」ではなく「老舗大企業だから」なのではないか。小さな町工場では起こらないような気がするのだ。 過剰化した管理の網の目を簡素化し、重要点に絞る必要がある。 日本社会にもう一度野生の活力を取り戻す必要がある。 日本再野生化だ。 モデルは、山口県周防大島町で、警察と消防の組織された捜索団に先んじて3日間行方不明だった幼児を発見した、スーパーボランティアの尾畠春夫さんだろうか。野生のプロが一人で、組織管理のプロ集団を凌駕したのだ。 フィリピンのボホール地区で素朴な防災避難訓練に集まった人々の笑顔が思い浮かぶ。