<【推しの子】>「普通とは逆を行く」アニメのこだわり “盛り”で原作の感動を伝える 平牧大輔監督インタビュー
「それは撮影監督の手腕が光っていますね。僕からは『星が光って、その後ろにもキラキラが欲しいです』と伝えて、上がってきた画(え)にさらに追加でお願いをして、今の形になっています」
アニメでは、さまざまな“盛り”で作品、キャラクターの魅力を表現している。第2期では、「舞台ならではの演出の良さ、360度回転するステージアラウンドの良さを表現する」ことを大切にしているという。
「舞台が回転するので、舞台転換の方法ですとか、後ろにあるセットの色遣い、ライティングの変化に気をつけています。第1期では、アイドルのライブステージを描きましたが、舞台では、ライトの装置自体は同じでも、演出が違う。ストーリーをベースにライトも変化していきます」
平牧監督は、「物語の本筋はキャラクターの心情や復讐劇」とした上で、第2期では「『東京ブレイド』のキャラクター性と、『【推しの子】』のキャラクターの心情がどう絡むか、どう成長していくかを見ていただけたらと思います」と語る。
アニメで表現される2.5次元舞台「東京ブレイド」、アクアたちの戦いに注目したい。