今年はコパ・アメリカMVPにも輝いたのに…… ラージョで“136分間”しかプレイしていないハメスはコロンビア代表でしか輝けないのか
コロンビア代表では華麗なる復活を遂げたが……
今年はコパ・アメリカ2024で決勝にも進むなど、復活を感じさせたコロンビア代表。その中心には、今も33歳のMFハメス・ロドリゲスがいる。 年齢的にハメスのピークは過ぎたかに思われたが、ハメスはコロンビア代表で華麗に復活。今年のコパ・アメリカでもMVPに選ばれた。 ただ、近年のハメスはクラブと代表で別人のようになってしまう。今夏にはラ・リーガのラージョ・バジェカーノと契約を結び、スペイン1部の舞台へと戻ったが、ラージョでは全くインパクトを残せていない。 前節のセビージャ戦もベンチに座ったまま出番がなかったが、ラージョ加入から136分間しかプレイしていないのだ。成績も0ゴール0アシストと振るわず、ラージョからすれば期待はずれだ。 こうした問題は過去にも起きてきた。2023年からはブラジルのサンパウロでもプレイしたが、目立った成績は残せず。ギリシャのオリンピアコスではまずまずの成績だったが、2020-21シーズンに在籍したイングランドのエヴァートンでも物足りなさが残った。いつの時代も代表とクラブで活躍度が変わってしまう選手は一定数いるものだが、ハメスは典型的なタイプかもしれない。 スペイン『as』によると、元コロンビア代表選手で現在は解説を務めるヘラルド・ベドヤ氏も「ハメスはスター選手だが、擁護すべきか分からない。彼は多くのチームを渡り歩き、そのたびに我々は不満を抱いてきた。サンパウロ、イングランド、そしてラージョで起きていることを見つめ直す必要がある」と最近のパフォーマンスを問題視している。 コロンビア代表でのパフォーマンスを考えると、代表を指揮するネストル・ロレンソは今後もハメスを代表へ招集するだろう。しかし、クラブでも良いリズムを掴んでいて欲しいところ。今年はコロンビア代表とラージョでのパフォーマンスがあまりにも違いすぎるだけに、評価が難しくなっている。
構成/ザ・ワールド編集部
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