【写真：Getty Images】

　 UEFAユーロ2024（EURO2024）準決勝、オランダ代表対イングランド代表が現地時間10日（日本時間11日 4:00KO）に行われる。ファイナル進出をかけた大一番に、両チームはどのようなメンバーで臨むのだろうか。イングランド代表のスタメンを予想する。 オランダ代表対イングランド代表、予想スタメン＆フォーメーション 　ラウンド8では、スイス代表を相手にPK戦にもつれ込みながらも勝利をおさめたイングランド代表。試合の中では、状況に応じて3バックを活用するなど、戦術的な柔軟性と選手の対応能力の高さも見られた。 　特に、これまで本職ではない左SBでプレーしていたキーラン・トリッピアーに代わり、マンチェスター・ユナイテッドに所属するルーク・ショーが復帰を果たしていたのはイングランド代表にとって非常に明るいニュースと言えるだろう。 　しかし、英メディア『Sky Sports』は、「準決勝では再びトリッピアーが先発で、ショーはベンチ入りになるだろう」と伝えていた。その理由として、「ショーはイングランド代表チームで貴重な左利きのディフェンダーだが、筋肉の負傷から回復に遅れをきたしている。約5か月前の2月中旬に公式戦出場を果たしただけであり、サウスゲート監督はショーが90分間フル出場できるかを懸念している」と、同選手のコンディションがまだ整っていないことを強調していた。 　なお、準々決勝で累積警告のため欠場していたマーク・グエーイは、ファイナル進出をかけたオランダ代表との試合では復帰する見込みだ。 　スタメンは以下を予想する。 　GKはスイス代表との試合で素晴らしいシュートストップを見せたジョーダン・ピックフォードだ。最終ラインにはカイル・ウォーカー、ジョン・ストーンズ、マーク・グエーイ、キーラン・トリッピアーが並ぶだろう。コンディション面に不安を抱えているショーは、現地メディアが指摘していたように先発ではなく、試合展開に応じて起用される可能性が高い。 　ダブルボランチには、大会途中から代表チームでの地位を確立した弱冠19歳のコビー・メイヌーとデクラン・ライスが濃厚だ。トップ下にはジュード・ベリンガム、ウイングにはブカヨ・サカとフィル・フォーデンだろう。そしてワントップには、ハリー・ケインが順当に入ることになりそうだ。