【箱根駅伝】青学大往路V「ある意味勝って当然」“別格”太田蒼生&若林宏樹で10位から挽回
<第101回箱根駅伝>◇2日◇往路◇東京-箱根(5区間107・5キロ) 連覇を目指す青学大が山登りの5区で中大を逆転。2年連続7度目の往路優勝を果たした。2位が1分47秒差で中大、3位は早大。出雲、全日本を制し史上6校目の大学3大駅伝「3冠」がかかる国学院大は5分25秒差の6位だった。 ◇ ◇ ◇ 青学大の優勝確率が「100%」に達した。過去6度往路を制して、総合優勝を逃したことはない。原監督は「ある意味勝って当然。でも勝ててほっとした」と、往路を振り返った。 前回大会は、12月にエントリー16人中13人がインフルエンザにり患。今大会は「感染症も故障者もなく」順調だった。しかしレースは「危ないぞと思った瞬間はあった」と認める。1区で中大の飛び出しは想定しており、宇田川(3年)に「国学院、駒沢をマークしようぜ」と指示。3強の2校の動きを見つつ、10位に甘んじた。2区の黒田朝(3年)が7人抜きしたが、3区の鶴川(4年)で首位に差を広げられた。ただ“別格”と表現する4年の太田、若林で挽回した。 今大会は「あいたいね大作戦」を掲げ、3日に大手町で笑顔で会う未来を描く。「成功率は99%まで上がっている」と感触は上々。復路は「笑って大手町に帰りたい」と見据えた。