【ヨガとピラティスの違い】どっちを始める? 似ているけど違う、それぞれの特徴をプロが徹底解説!
「ヨガ」と「ピラティス」はいずれも人気の高いエクササイズだけど、具体的にどのような違いがある? 【動画】自宅で簡単にできる!ヨガ&ピラティスのやり方 今回はピラティス・ヨガインストラクターとして活躍する金原麗子さんに、両者の効果について解説を教えてもらった。 ▼金原麗子/ピラティス・ヨガインストラクター / インストラクター養成講座講師
ヨガとは?
ヨガは歴史がかなり深く、何千年も昔の時代にインド地域から伝来したもの。もとは修行僧が修行で高みを目指していくために、精神集中の行法に呼吸や動きを加えたりして、ヨガが生まれたそう。"精神面"との繋がりを築くことにフォーカスされ、当時は修行の成果のひとつとして考えられていたのだとか。 ▼特徴 ヨガの呼吸法は、陰と陽の思想にも基づいている。例えば、右の鼻から息を吸うと陽の気が入り、左の鼻から吐くと陰の要素が巡るという考え方も伝えられてきたそう。精神と身体の融合に焦点を当てるヨガでは、陰と陽の相反する関係性に向き合う呼吸法が大きなポイントだ。
ピラティスとは?
ピラティスはヨガと比較すると歴史が浅く、考案したJoseph Hubertus Pilates(ジョセフ・ハベルタス・ピラティス)氏という人名から名づけられたエクササイズ。20世紀初頭、戦争などで負傷した兵士たちのリハビリとして始まり、 体の回復に向けて全身の筋肉をバランスよく使う動きが組み合わさって現代に発展した。 ▼特徴 ピラティスでは、体の芯となるインナーマッスルを常に使い続ける。呼吸をする際も、おなかをへこませたまま平たく維持し、胸部にある肋骨の開きを意識しながら肺に酸素を届けていく。自然と呼吸が深まり、体幹力を高めることにも効果的だ。