100歳まで生きると夫婦で1億円が必要?50代からでも間に合う老後資金作りとは
幅広い運用法を組み合わせて資産形成を
老後に必要な資金を計算したあとは、具体的にどうやって資産を形成していくかを考えていかなければいけません。 ■幅広い金融商品を適切に組み合わせる 老後の生活に備えるために重要な資産運用ですが、必ずしも利益が出るわけではありません。 運用で大きな損失が出てしまうと、生活に支障が出るため、預金や投資信託、債券、株式、ファンドラップ、保険などの幅広い金融商品の特徴を知り、自身の老後の計画に合わせて適切に組み合わせることが大切です。 ■50代の資産形成は3つの視点が重要 50代の資産形成では、「増やす」と「減らさない」のバランスを考慮したリスク管理と、出費が必要なタイミングで現金化できるよう「備える」といった3つの視点が重要です。 「増やす」ばかりに注目して収益性の高さだけを求めるとリスクが高くなってしまうため、定期預金や国債など、比較的リスクが低い投資で資産を守りながら、長期で資産運用ができる投資信託やファンドラップなどを組み合わせると良いかもしれません。 また、リスクの取れる余裕資金では、より高いリターンを期待して株式型の投資信託や個別株式に投資するなど、資金性格やリスクのバランスを考えたポートフォリオ(資産の組み合わせ)を考えることが大切です。 また、すべての資金を投資に回すのではなく、緊急時のためにすぐ現金化できる資金として生活費の1年分程度を確保しておくと安心です。
ライフプランに寄り添ってくれる証券会社選びも重要
50代からの資産形成は、保有する運用商品の見直しや保険・ローンの見直しなどが必要になるため、長期的な視点と総合的な計画が必要です。 しかしいざ資産運用を始めようと思っても、経済や金融の知識がなく、投資をためらってしまうこともあるかもしれません。溢れる情報を適切に理解し投資判断を行うことは難しいので、資産運用の専門家であり、長期にわたってライフプランに寄り添ってくれる証券会社を見つけ、パートナーとして選ぶことをおすすめします。 対面証券会社では、ライフプランを見据えた資産運用のコンサルティングや投資に関する情報、アドバイスをもらえるため、投資初心者でも安心して資産運用を始めることができます。 資産運用をスムーズに進めるためには、証券会社の特色を踏まえながら、自分に合った証券会社を選ぶことが大切です。
50代でも遅くない!老後に備えた資産形成を
人生100年時代といわれる現代では、50代はまだ人生の折り返し地点です。 40代頃までは「結婚」や「子育て」、「マイホーム購入」などのライフイベントに関わる出費が続きますが、50代はそれらが落ち着き、資産形成を始めるのに適したタイミングです。 それと同時に定年までの時間も限られることから、老後へ向けた資産形成をする重要な時期でもあります。 「増やす」「減らさない」「備える」の3つの視点を重視した資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。 取材協力:みずほ証券株式会社
HALMEK up編集部