モス社長が語る既存店好調の背景と"挑戦的中計"の核心
中村栄輔(なかむら・えいすけ)/1958年6月生まれ。1988年にモスフードサービスに入社。開発本部長や国内モスバーガー事業営業本部長などを経て、2016年6月より社長に就任(写真:尾形文繁)
巣ごもり特需のあと、現在も既存店売上高で絶好調を維持しているモスバーガー。一方、円安の急速な進行もあって原材料費や水道光熱費の高騰が重荷となり、採算は悪化。今2023年3月期の業績予想では利益の下方修正を余儀なくされ、売上高は850億円(前期比8.4%増)のまま、営業利益は33億円から15億円(同56.8%減)へ減額となった。実に利益の半分が消える計算になる。モスバーガーを運営しているモスフードサービス(8153)が2022年5月に公表した3カ年の中期経営計画の壁は、策定時点よりもはるかに高くなった。同社は2025年3月期に売上高1000億円、営業利益50億円という目標値を掲げているが、逆風の中でどのようにして中計を達成するのか、また既存店好調の理由を中村栄輔社長に聞いた。
本文:2,988文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
冨永 望