ド軍指揮官 大谷がサヨナラの好機に2度敬遠され「私も経験していますが、彼に打たれたくない」 チームは終盤2度追いつき劇的勝利
◇MLB ドジャース7×-6レッドソックス(日本時間21日、ドジャー・スタジアム) 【画像】二塁打放ち劇的勝利をもたらす大谷翔平選手 ドジャースの大谷翔平選手は本拠地でのレッドソックス戦に1番指名打者で出場。二塁打を放ち4打数1安打2四球(2つ申告敬遠)でした。チームは土壇場で2度追いつき、延長11回にサヨナラ勝利を飾っています。 大谷選手は2打席凡退して迎えた1点を追う6回の第3打席、相手先発のブライアン・ベロ投手の変化球をはじき返し左中間を破るツーベースヒットで出塁します。メジャー通算800安打目は、打球速度約181キロの痛烈ライナーでした。 ドジャースの1点ビハインドで迎えた9回、途中出場のキケ・ヘルナンデス選手が同点ホームラン。土壇場で試合を振り出しに戻します。その後1アウト2塁とサヨナラの好機で大谷選手の第5打席を迎えますが、申告敬遠で歩かされます。続くチャンスは後続が倒れ、試合は延長戦へと突入。 延長10回の攻防は、レッドソックスがホームランで2点を奪うも、1点差からキケ・ヘルナンデス選手が同点タイムリー。再び土壇場で追いつきます。 6-6で迎えた延長11回には、1アウト1、3塁のチャンスで大谷選手の打席へ。しかしこの打席も申告敬遠へ避けられ、球場は大ブーイング。それでも最後はウィル・スミス選手がレフト前へはじき返し、劇的サヨナラ勝利を飾りました。 試合後、ドジャースのロバーツ監督は大谷選手の2度の申告敬遠に「もちろん相手は、ショーヘイに打たれたくはないですから。 今夜はスミスにいい機会がありましたね。試合の重要な場面で、どの選手が打席に立っても、私はいい気分でいられています。 大きな勝利でした」とコメント。 また勝負を避けられることに大谷選手はフラストレーションは溜まるかと聞かれ、「溜まらないと思います。 ショーヘイは怒ったり、心配したりしないと思います」と話します。 また「相手の立場からしたら、私も経験していますが、彼に打たれたくない。野球界で一番の選手を選ぶとしたら、それはショーヘイです。もしあなたが監督の立場で、最高の選手には打たれなかったとしたら、少しはよく眠れると思いますよ」と昨季まで大谷選手を対戦相手としてきた経験とともに語りました。