ヌービル、初のWRC総合優勝 タナックは痛恨クラッシュ ラリー・ジャパン
【AFP=時事】世界ラリー選手権(WRC)第13戦、ラリー・ジャパンは24日、最終日が行われ、ヒョンデのオット・タナック(エストニア)がこの日最初のステージでクラッシュしてリタイアしたため、同じくヒョンデのティエリー・ヌービル(ベルギー)が36歳にして自身初の総合優勝を決めた。 【写真】痛恨のクラッシュでタイトルを譲ったタナック ラリー・ジャパンを前に総合争いでヌービルを25ポイント差で追いかけていたタナックは、今大会の首位に立っていた。しかし、オープニングステージの終盤に道を外れて木々に突っ込んだため、総合首位のヌービルに追いつくことができなくなった。 これまで5度総合2位に終わっていたヌービルは「正直、驚いた」「今は何と言っていいか分からないが、僕らはこれに値すると思う。とても挑戦的な1年で、かなり厳しかった」と述べた。 一方でヌービルはマニュファクチャラー選手権獲得に向けても「失うものは何もないから全力で行く。マニュファクチャラータイトルを狙う。みんなもそれを望んでいる」と続けた。 ヒョンデはマニュファクチャラー争いでトヨタに15ポイント差をつけてラリー・ジャパンを迎えたが、タナックのリタイアによってそのチャンスが危うくなっている。【翻訳編集】 AFPBB News