【巨人】ドラ1石塚裕惺 〝鈴木誠也級〟ポテンシャルに他球団が戦々恐々
巨人のドラフト1位・石塚裕惺内野手(18=花咲徳栄)が早くも他球団から警戒されている。 8日に川崎市のジャイアンツ寮に入寮したドラ1ルーキーは「すごく楽しみにしていた日だったので、やっときたかという思いです」と晴れやかな表情で語った。 高校球界屈指の大型遊撃手。ジャイアンツの将来を担う主軸として期待され、不動の遊撃として長年活躍した坂本勇人内野手(36)の後継者として〝坂本2世〟の呼び声も高いが、他球団にはそれ以上の脅威を与える存在となっている。 セ球団関係者は「石塚は仮にショートのレギュラー争いで門脇らに譲ったとしても、サードに回ってメジャー志向がある岡本(和)級の長距離打者になれる逸材。それぐらい打撃センスがある」と指摘する。 さらに鈴木誠也外野手(30=カブス)の〝パターン〟さえあるという。2012年ドラフト2位で二松学舎高から広島に入団した鈴木は、3年目に内野手から外野手へポジション登録を変更。すると同年は主に右翼手として97試合出場で打率2割7分5厘、5本塁打、25打点と飛躍を果たした。さらに4年目には129試合出場で打率3割3分5厘、29本塁打、95打点の好成績で自身初のベストナイン、ゴールデン・グラブ賞に輝くなど一気に大ブレーク。 別の球団関係者は「石塚は内野から外野にコンバートされれば、守備の負担が軽減され、鈴木誠也のような道を歩む可能性もある。それぐらいポテンシャルの高い選手。外れ1位で獲得できた巨人はうまいことやった」とじだんだを踏んでいる。 プロでプレーする前から遊撃・坂本、三塁・岡本和、右翼・鈴木並みに他球団から恐れられる石塚。やはりスーパースターの要素は十分あるということか。
霞上誠次