【高校受験2024】京都府公立前期＜数学＞講評

　2024年2月15日（木）、令和6年度（2024年度）京都府公立高等学校入学者選抜の前期選抜が実施された。京都府教育委員会が2024年2月6日に発表した出願状況によると、全日制は前期選抜募集定員5,307人に対し、1万740人が出願。出願倍率は2.02倍で、前年度の2.01倍から0.01ポイント増加した。 　京進の中学・高校受験TOPΣの協力を得て、共通学力検査「数学」の講評を速報する。このほかの教科（共通学力検査3教科）についても、同様に掲載する。 前期共通学力検査＜数学＞ 講評 （京進 提供） 大問1　小問集合　〔やや易〕 大問2　確率　〔標準〕 大問3　関数　〔標準〕 大問4　平面図形　〔標準〕 大問5　空間図形　〔やや難〕 大問6　規則性　〔標準〕 　問題構成（大問数6、小問数22）、難度は例年通り。 　ほとんどの問題が基本～標準レベルなので、ミスをしないようにすることが大切。大問1の小問集合は計算問題が中心で、基本レベルの出題であり、確実に得点したい。大問2の確率は硬貨の表裏の出方を樹形図をかいて調べれば良い。大問3は放物線と直線の問題。頻出問題なので正解しておきたい。大問4は三角形の合同の証明問題と線分の長さを求める問題。この程度の証明は書くことができなければならない。大問5は底面が台形の四角柱を傾ける問題。どの面を底面として考えるかがポイント。大問6はアルトリコーダーを題材とした規則性の問題。規則がわかれば難しくない。出題傾向は大きく変化していないので対策は取りやすい。基本問題、標準問題を速く正確に解き、図形問題や規則性、整数問題などの難しめの問題に時間を確保し、高得点をねらいたい。 　このレポートは2024年2月15日（木）に、速報として京進の中学・高校受験TOPΣにより作成されたもの。 　京進は関西・愛知を中心に全国で学習塾、個別指導教室を展開している。最新の脳科学に基づく学習法は、自ら学ぶ力を育む学習法として高い効果を上げている。 協力：京進