~嫌いじゃないのよ~WEC第6戦での出来事
けれどもTGRは、苦戦が予想された状況でも結果を出してきた。第6戦もそのようになるはずだった。終盤トップ走行のTGRの7号車に科せられたペナルティーは、如何なものか。映像から見るとコーナーを立ち上がった直後のオブザベーションポストでは確かに黄旗が振られているが、それがダブルであるかは瞬間的には分からないし、その区間で確実なスピードダウンが可能かの判断は難しいのではないだろうか。残り時間10分でドライブスルーペナルティを消化してコース復帰してゴールライン上ではトップの車両との差は1.7秒だった。しかし、ペナルティで勝利は失った。
果たしてFIAのWECコミティーとオーガナイザーは、私たちは、TGRが嫌いじゃないのよ・・・」と言うのか?
文:高橋 二朗
高橋 二朗