繋がらない公衆電話が、アリゾナ州の奥地で人々の心を癒す。発端は東日本大震災の「風の電話」(アメリカ)
アリゾナ州の「風の電話」にも、愛する人を失った人々が訪れる。 「(自然保護区の)常連の一人が、2週間前に来ました。夫が亡くなったのです」と、マシューズさんは話す。 「1時間ほど経って、彼女は赤く腫れ上がった目をサングラスで覆って歩いて戻ってきました。『またね。夫がよろしくと言っています』と」
My Wind Phoneというウェブサイトでは、アメリカを中心に、世界中に設置されている「風の電話」のマップを閲覧できる。 サイトには、辛い経験をシェアできる掲示板もある。「風の電話」に救われたという、感謝の声も書き込まれている。 サイトの制作者であり、自身も娘を病で亡くしているエイミー・ドーソンさんは、次のように語った。 「『風の電話』は、あらゆる人に向けたものではありません。でも、それを必要とする人にとって、大きなパワーを持った存在です」
BuzzFeed Japan