練習する佐藤

　浦和は25日、さいたま市内で30日の敵地・横浜戦に向けた練習を報道陣や一般に公開した。 　DF佐藤瑶大が先発とJリーグ初得点に意欲を示した。横浜戦は不動のセンターバックのDFマリウス・ホイブラーテンが累積警告で出場停止。今季G大阪から加入した26歳は「自分が試合に出たときのイメージを常に作っている」と語った。 　G大阪に在籍していた22年ルヴァン杯の大分戦でプロ初得点を挙げたが、リーグ戦では無得点。1メートル83の高さを生かした空中戦やビルドアップなど足元の技術も武器で「苦しい時間にセットプレーで（得点を）取れたら楽になるので、そこもしっかり狙っていきたい」と力を込めた。 　DF井上黎生人とのセンターバックコンビとなれば5日のC大阪戦以来。「両方日本人なので、声かけられるところがある。横を見ながら僕たちセンターバック2人が上げるだけじゃなくて、サイドバックとその前の一個ラインのところを上げられたらいいなと思う」と話した。 　チームは前節・柏戦で勝利し、連敗を4で止めた。5試合ぶりの白星について「一勝して満足しちゃダメ。まだ全然降格あるので、1試合で終わらずに2試合目、3試合目勝たなきゃいけないなと思う」と危機感を募らせた。 　敵地・横浜戦は5連敗中。6月以来の連勝へ「攻撃的なチーム。リスクカバーというところと前からのプレスも来るチームなので、そこを怖がらずに、どうビルドアップできるかが大事になってくるかなと思う」と見据えた。