張本美和、飛躍の2024年を勝利で締めくくる「1年を通して頑張れた。すごく楽しかった」
◆卓球◇Tリーグ(28日、東京・代々木第二体育館) 女子の木下アビエル神奈川は3―1で九州アスティーダを下し、12勝目(2敗)を挙げた。勝ち点を42に伸ばし、単独首位に浮上した。 世界ランク7位の張本美和は年内最終戦を白星で終えた。第3試合、同10位でパリ五輪4位の申裕斌(韓国)に3―1で勝利。ゲームカウント2―0の第3ゲームを9―5から挽回されたが、第4ゲームを11―7で制し「3ゲーム目はちょっと勝ちを意識してしまったと思うので、そこはしっかり反省して。でも自分が準備してきたものはしっかり出せた。そこは本当に自信になった」と手応えを浮かべた。 2024年は16歳でパリ五輪に出場し、女子団体銀メダルに貢献するなど、飛躍の1年となった。世界選手権団体戦やアジア選手権、WTTなど多くの国際大会にも出場し「いろんな経験を積むことができたのが一番の収穫」と成長を実感。「毎年、楽しいなって思えるような1年にしたいと心の中で決めている。今年もすごく楽しかった1年だった。悔しい気持ちの時ももちろんあったけど、1年を通して頑張れたかなって」と晴れやかな表情で振り返った。 年明けは1月2日に始動を予定している。来年は世界選手権個人戦の初代表も決めているが、最大の目標は全日本選手権(1月21日開幕・東京体育館)での初優勝に置く。今年1月の前回大会は2位に入ったが「ノープレッシャーだった分、来年はもっと気を引き締めないといけない。今年の全日本は忘れて、また来年頑張りたい」と足元を見据えた。
報知新聞社