「激動の一年」巨人・阿部監督が語る2024年シーズン 就任1年目で見た選手の変化 試合後“会見なし”の理由
巨人の阿部慎之助監督が、就任1年目となった2024年シーズンを振り返りました。 新監督としてどんな一年だったか聞かれた阿部監督は「いろんな学びがあった1年でしたね」とコメント。「難しさっていうのが一番ありましたし。最高な思いもさせてもらって、屈辱的な思いもさせてもらってっていうね。激動の一年だったな」と振り返ります。 【画像】リーグ優勝のトロフィーを掲げ満面の笑みを見せた阿部監督 この“最高な思い”と“屈辱的な思い”…うれしさと悔しさの割合を聞かれると「10:0ぐらいで悔しいですよね、やっぱりね」とキッパリ答えました。 ここで話題は「走塁」について。2023年の巨人と阪神の差について、阿部監督はシーズン序盤に「走塁」と語っていました。シーズン終盤となる秋には選手らに求め続けてきた成果が出てきたのではと聞かれると「だからこそ最後、優勝できた。そういう意識改革ができたのかな」と振り返りました。 阿部監督は続けて「特に(坂本)勇人とかはホームにヘッドスライディングしたり。そういう気迫を見たんで、僕たちも『おっ!』と思いますし、一緒にやってる後輩はもっと感じてるはず。ああいう姿を見せてくれてうれしかった」と選手らの変化について触れました。 さらに、終盤に向けて4チームで競り合った大混戦を抜け出せた要因については「切り替え力」とコメント。シーズン終盤には、阿部監督が試合後の会見場に姿を現さないこともあり、その点について聞かれると「選手をピリッとさせたいとかは一切考えてなかった。とにかく自分自身が切り替えたいからっていうのが一番でした」と振り返りました。 最後に阿部監督はファンに向けて「温かい声援をいただき、本当にありがとうございました。本当に悔しいシーズンになってしまって、喜びもつかの間、難しいポストシーズン勝てませんでしたけど、それをまた糧に選手には来年頑張ってもらおうと思っていますので。また引き続き、とてつもない応援をよろしくお願いいたします」とコメント。来季に向けても呼びかけました。 (12月2日放送のCS日テレジータス『超ジャイアンツ』を再構成)