2人に1人が「1000万以上の売却益」を得ているが…「タワマンを売却した人」が後悔した意外なこと
売却して「後悔したこと」の中身
そんな「タワマンを売却した人」たちに、後悔などないように思えるが……。 実際の調査結果でも、「売却において後悔したこと」への回答は「後悔した点はない」(36.1%)が最も多かった。 一方で、「もっと高い価格で売却できたかもしれなかった」(33.8%)、「売却後にエリアの価値が高まった」(20.7%)といった回答も上位になっている点は興味深い。 今回の調査にあたり、LIFULL HOME'S総研チーフアナリスト 中山登志朗氏は、以下のようにコメントしている。 「これだけの売却益を得ながら、もっと高く売れたのではないか、売却後にさらにエリアの利便性やステータスが上がったと考えるユーザーも一定数おり、売却の最適解を見出すことの難しさも明らかになっています。 その意味では、タワーマンションは既に株式と同じく市場動向を常に確認し、売買のタイミングを見計らうことが必要な“金融商品”になっていると言えます」 そもそも、タワマンにしろ、その他の金融商品にしろ、「売りどき」を見極めるのは難しい。 エリアによっては2億円以上の価格で売り出されるタワマン、もっと高く売れたかも、と考えるのは「贅沢な後悔」のようにも思えるが……。 ---------- 【本記事で引用した調査の調査概要】 調査実施期間:2024年4月24日(水)~5月1日(水) 対象者: 過去5年以内に、一都三県(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)か大阪府にある、自分か配偶者名義のタワーマンションを売却した、25~84歳男女(※タワーマンションの定義:地上20階建て以上のマンション) 調査方法: インターネット調査 有効回答数:311人 ---------- もっと読む:「憧れのタワマン生活」が一転…! 《タワマンの低層階》に住む家族が味わった、残酷すぎる「格差の現実」
マネー現代編集部