中野麟太朗、本大志が4アンダー2位タイスタート! マスターズへ好発進【アジアパシフィックアマチュア選手権・初日】
太平洋クラブ御殿場コース(18H・7217Y・P70)で開催中のアジアパシフィックアマチュア選手権。開催国の日本からは10人の選手がエントリーしているが、初日を終え、中野麟太朗(早大)と本大志(アリゾナ大)が4アンダーの2位タイ、古瀬幸一郎(東北福祉大)と福住修(専大)が2打差の5位タイと日本勢が絶好のスタートを切った。 練習日に撮り下ろした中野麟太朗のドライバー正面連続写真(撮影/小林司)
大会初日、1組目のスタートは6時30分。6時前の練習場からは雄大な富士が拝めたが、徐々に天気は下り坂に。午前組のラウンドがほぼ終わった12時20分前後にぽつりぽつりと雨が降り始めた。その雨は30分もしないうちに、本格的な雨に。ラウンド後の囲み取材で本大志が「今日はすごい雨で、午後組がすごい厳しい状態」というほど。 そんな悪コンディションのなかで、11時40分に10番ホールからスタートした本大志と11時51分に1番ホールからスタートした中野麟太朗がリーダーボードを駆け上がった。
スタートホールでいきなりボギースタートした本。14番でバーディを奪い、イーブンに戻すも、16番でダボ。直後の17番をバーディとするも、前半は1オーバーで折り返す。後半に入り、本領を発揮。9ホール中5ホールでバーディ。4アンダーの2位タイでホールアウトした。 「国体など優勝した大会では雨が降っていたイメージがあり、雨に苦手意識はありません。逆に手袋をこまめに交換する時間があって、気持ちが落ち着くくらいです。今日のラウンドで唯一もったいなかったのは16番のダブルボギー。番手をミスして右に行って木に当たって戻ってきちゃって。本当にしょうもないミスです。最近、1ラウンドに1回は必ずダボがあって、コーチたちとも修正点を話しているのですが、今日も出ちゃいました。とはいえ、(慣れているので)気持ちの切り替えもスムーズにできています。マスターズという夢の舞台に行けるチャンスなので、このチャンスは無駄にできない。やれることはしっかりやって、明日からも頑張ります」