井村屋「こしあんバー」再販売、“なめらかな食感とすっきりした甘さ”前回の販売は約2週間でほぼ完売
井村屋は11月4日、こしあんタイプのアイスバー「こしあんバー」を数量限定で発売する。希望小売価格86円(税込)。 【ほか2点の画像】井村屋「こしあんバー」中身・アイスの断面、ロングセラー商品「あずきバー」
ロングセラー商品「あずきバー」の発売50周年記念商品として、2023年8月に数量限定で発売した商品の再販売。全国の量販店・スーパー、コンビニエンスストア、井村屋ウェブショップで取り扱う。 井村屋によると、こしあんのアイスは市場にほとんどなく、かねてより「こしあんのアイスを作ってほしい」という要望が多かったことから開発。2023年の販売時には、発売から約2週間でほぼ完売となった。その後も、再販希望の声が多く寄せられ、より多くの人に食べてもらえるよう生産体制を整え、今回の再販に至ったとしている。商品内容は2023年発売時と同一。
〈井村屋「こしあんバー」概要〉
「こしあんバー」は、あずきの風味をしっかりと残した「生あん」を使用し、すっきりとした甘さとなめらかな食感を楽しめるアイスバー。 こしあんの原料となる「生あん」は、あずきの皮を取り除いて何度も水にさらすことで、風味があっさりとする傾向がある。しかし、井村屋ではあずきの選別・洗浄・加工まで一貫した自社製造により、あずきの風味を維持したままの加工が可能だという。これにより、“すっきりとした上品な味わい”ながらもあずきの風味もしっかりと引き出した、なめらか食感の「生あん」を実現したとする。 あずきの自然な味わいを楽しめるシンプルな配合にこだわり、生あん、砂糖、あずき、食塩のみを使用。自社で生豆を粉砕しパウダー状にした「あずきパウダー」を配合することで、あずきの風味をさらに引き出したという。砂糖の一部には、上品な甘さで純度が高い「氷砂糖」を採用し、ミネラル分が多い「球美(くみ)の塩」と合わせることで、雑味のないすっきりとした甘さとコクのバランスを図った。 開発担当者は、「製造過程において『あずきバー』と比較すると、こしあんにするために手間がかかっている商品ですが、昨年満を持して発売した際は、予想以上の反響となり大変嬉しかったです」。 「今回は昨年以上の数量を準備していますので、ぜひ井村屋が自信を持ってお届けする『こしあんバー』をお楽しみいただければと思います」としている。
食品産業新聞社